2018年3月16日金曜日

刺激を形に

先般、今治にてタオル工場の見学をして、

 戻ってから、織れないものかあれこれやっている。


パイル織は、タテ糸を緩めてループを作りながら織っていくのです。


こんな感じで。

そのために、2重ビームといって

ループを作るタテ糸とそれを留めるタテ糸を別々セットしてあるんです。


設備の違いはあれど織れないものか??、ものは実践あるのみ!





あれこれ考えて組織作って少し織ってみたけれど、、、、

全くループする気配なし!


 すると、「タック織」というものがあって、

そこに組織のヒントがあるんじゃ?というアドバイスを得た!


読んで字の如く、つまんだ感じの生地か?


期待をふくらませ、とりあえずタック織をやってみる。


 ボーダー柄織っているわけじゃない。


あーなるほどー、考え方は間違ってなかったのね。

これがタックになるのかーなんて思いながら、

加工してみる。


 あらら!?


タック、、、 になってないっ!

ヨコサッカー的なものになっているー。。。


んータテ糸のテンションが上も下も同じなので、

それが原因でタックになってくれないみたい。



タック織もまた、他産地で2重ビームなるもので織られているのです。


「産地には産地の考えられた設備がある 」んですね〜。



タテ糸をいじるのは、なかなかに難しい。


でも、発想を変えて別のものを考えていこう!



経験と経験を繋げるのは思考であって、


それがループになっていく。


その積み重ねが、新たな形として現れるはずだ。

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